Unity入稿ルール
- 各ショップには多数のアイテムが配置されます。たくさんの華やかなアイテムが並んでいる状態を作り、見た目にも賑やかで楽しい空間を作りたいと考えています。
- 一方で規模の大きいワールド故に発生しうるいくつかの問題を回避するためにアイテム作成にルールを設けます。
- PCへの負荷が高くなることで来場者にとって快適なプレイ環境を維持出来なくなることの回避
- 形式が統一されていないことで運営側でのチェック・管理が困難になることの回避
- 特定の操作によりインスタンスが破壊されてVRChatが落ちる/別のワールドに飛ばされるなどの致命的な不具合が起きることの回避
- 提出前に必ず入稿ルールに即しているかチェックをしていただきます。チェックには運営から配布する入稿ツール(以下、VketTools)を用いてください。
- 以下の項目に該当するアイテムは配置をお断りさせていただく場合があります。
- 入稿ルールに沿わないアイテム
- 入稿ルールに即していても、負荷が高い等問題があると運営で判断したアイテム
- ショップテーマから大きく逸脱するアイテム
- 複雑なギミックや動的に変化するアイテムを入稿する場合、再現の保証ができない可能性があります。
A. アイテム作成環境規定
- Unity 2018.4.20f1で作成すること。
- VRCSDKはVRCSDK3+Udonを使うこと。
- VRCSDK、Udonは提出時点の最新バージョンを使用すること。
- VketToolsを使用して提出すること。
- 入稿するアセットは全て、VketToolsによってAssetsフォルダ直下に作成される、出展者IDの番号名のフォルダ( 例:
184
)以下に入れること。 - 上記フォルダ内の、出展者IDの番号名のScene上にてアイテムを作成すること。
B. ファイル&フォルダ規定
- ファイル&フォルダ名は半角英数、
-
(ハイフン)、_
(アンダーバー)、(半角スペース)、
.
(ドット)、()
(かっこ)のみ使用可能です。 - Projectに含まれるものは全て上記のみのファイル名にすること。
- 全てのファイルパスはUnity内の「
Assets/
」以下が184文字以内に収まるようにすること。 - メッシュは「
.FBX
」等Unity標準で読み込める形式のファイルにすること。- 「
.blend
」ファイルは標準では読み込めません - メッシュのTexturesとMaterialsは必ずExtractすること
- 「
- 入稿フォルダ以下のファイル総容量 100.00MB以内。
C. Scene内階層形式規定
- アイテムに含まれる全てのオブジェクトは、出展者IDの番号名の空のオブジェクトの子にすること。
- 下記分類のアイテムのみ一部Static設定が使用可能です。それ以外の分類のアイテムはStaticには出来ません。
- ハウジング(プロップ)
- ハウジング(ワールドミニチュア)
- 使用可能なStatic設定は以下になります。
- Lightmap Static
- Batching Static
- Refrection Probe Static
D. アイテム規定
- アイテムを配置できるスペースは下表参照。
- スペースは原点を基準とすること(例:幅1m×奥行き1m×高さ2mの場合はXZ方向に±1m、Y方向に2m)
- Z軸+方向(Unityの青い矢印の方向)が正面
- マテリアル数制限 下表参照。
- ただしUnityのBuilt-inマテリアル(Default UI materialなど)は含まない
- テクスチャ枚数制限 無し。
- アトラス化(統合)を強く推奨
- 小さいサイズ(1k~2k)複数枚よりも大きいサイズ(4k)1枚の方が望ましい
- AssetBundleのビルドサイズ 下表参照。
- VRC_Worldを置いた状態でアイテムのみをビルドした時のファイルサイズ
- 描画負荷の軽減の為、SetPassCallsとBatchesは以下の値に収めてください。
- 実行時のSetPassCallsの基準値 下表参照
- 実行時のBatchesの目安基準値 下表参照
- Lightmap制限 下表参照。
- LightmapStaticにチェックが入っているオブジェクト(ScalesInLightmapの値が0のものは除く)の中で、ライトマップがオーバーラップ状態になっているものは入稿できません
- 配置の際に、Y軸回転されることがあります。
- 配置の際に、座標が原点でない場所に配置されます。
アイテム分類別制限値一覧
アイテム分類 | スペースサイズ(幅×奥行き×高さ) | マテリアル数制限 | ビルドサイズ | SetPassCalls | Batches | LightMap制限 |
---|---|---|---|---|---|---|
アバター | 2m×2m×2m | 6 | 4.00MB | 12 | 16 | 使用不可 |
小物(分類A) | 0.5m×0.5m×0.5m | 3 | 1.00MB | 4 | 6 | 使用不可 |
小物(分類B) | 1m×1m×2m | 3 | 1.00MB | 4 | 6 | 使用不可 |
衣服 | 1m×1m×2m | 5 | 3.00MB | 9 | 12 | 使用不可 |
ハウジング(プロップ) | 4m×4m×2m | 5 | 1.50MB | 6 | 8 | 512×512pixels1枚以内 |
ハウジング(ワールドミニチュア) | 4m×4m×3m | 20 | 3.50MB | 20 | 30 | 512×512pixels1枚以内 |
ギミック(ホビー) | 0.5m×0.5m×0.5m | 5 | 1.50MB | 6 | 8 | 使用不可 |
ギミック(その他) | 1m×1m×2m | 5 | 1.50MB | 6 | 8 | 使用不可 |
E. シェーダー規定
以下のシェーダーのみ使用することができます。a.からe.はVketToolsに同梱されます。
- まんまるしぇーだー MnMrShader3_1_2
- ユニティちゃんトゥーンシェーダー 2.0.7.5
- Unlit_WF_ShaderSuite_20210328(FakeFurを除く)
- MToon v3.6
- UniUnlit in UniVRMv0.74
- Unityのビルトインシェーダー
- VRChat SDKに同梱されているシェーダー
StandardシェーダでEmissionを使用する場合、Global IlluminationはBakedを設定すること。
ペデスタルアバター規定
VRC_Avatar Pedestalに設定するアバターは以下を守ってください。
- Skinned Mesh Renderer 8以下
- Material 16以下
- Dynamic Boneが影響するTransform数 32以下
- Dynamic Bone Collider 2以下
- ポリゴン数 70000以下
F. Component規定(アイテム分類別)
1. アバター
使用可能Component
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
2. 小物(分類A)
使用可能Component
- Dynamic Bone
- Distant Disableを有効にすること
- Dynamic Bone Collider
- スペースからのはみ出し禁止
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
運営配布のPrefabsでのみ使用可能なComponent
Prefab | 使用可能Component |
---|---|
VketPickup VketFollowPickup |
Udon Behaviour Udon Behaviour VRC Pickup Rigidbody CapsuleCollider Animator |
3. 小物(分類B)
使用可能Component
- Dynamic Bone
- Distant Disableを有効にすること
- Dynamic Bone Collider
- スペースからのはみ出し禁止
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
運営配布のPrefabsでのみ使用可能なComponent
Prefab | 使用可能Component |
---|---|
VketPickup VketFollowPickup |
Udon Behaviour VRC Object Sync VRC Pickup Rigidbody CapsuleCollider Animator |
4. 衣服
使用可能Component
- Dynamic Bone
- Distant Disableを有効にすること
- Dynamic Bone Collider
- スペースからのはみ出し禁止
- Cloth
- アイテムあたり1個以内
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
運営配布のPrefabsでのみ使用可能なComponent
Prefab | 使用可能Component |
---|---|
VketPickup VketFollowPickup |
Udon Behaviour VRC Object Sync VRC Pickup Rigidbody CapsuleCollider Animator |
5. ハウジング(プロップ)
使用可能Component
- VRC Station
- アイテムあたり2個以内
- Box Collider / Sphere Collider / Capsule Collider / Mesh Collider
- スペースからのはみ出し禁止
- Mesh Colliderは非推奨。出来るだけ他のColliderで似た形を作ること
- Is Triggerを有効にすること
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
- Light
- 使用可能な設定値に制限があります。下表の値としてください
- スペースからのライトのはみ出しを極力抑えること。はみ出す場合は1メートル未満とすること(各スペース前後上下左右の約1メートルは、他アイテムとの緩衝領域として空間が確保されます。その内側に抑えてください)
- 規定範囲内であっても、ワールド全体のベイク作業に支障がある、あるいは他アイテムへ強く影響してしまう設置方法の場合、変更や撤去をお願いすることがあります。あらかじめご了承ください
- Light Probe Group / Light Probe Proxy Volume
- スペースからのはみ出し禁止
- Reflection Probe
- TypeをCustomに設定すること
Lightの設定値制限
Directional Light、Area Lightは使用不可
Type | Point または Spot |
---|---|
Mode | Baked |
Range | 0~7 |
Intensity | 0~10 |
Indirect Multiplier | 0~15 |
Shadow Type | Soft Shadows または Hard Shadows |
Cast Shadows | - |
個数制限 | 制限はありません |
6. ハウジング(ワールドミニチュア)
使用可能Component
- VRC Station
- アイテムあたり2個以内
- Box Collider / Sphere Collider / Capsule Collider / Mesh Collider
- スペースからのはみ出し禁止 -Mesh Colliderは非推奨。出来るだけ他のColliderで似た形を作ること
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
- Light
- 使用可能な設定値に制限があります。下表の値としてください
- 規定範囲内であっても、ワールド全体のベイク作業に支障がある、あるいは他アイテムへ強く影響してしまう設置方法の場合、変更や撤去をお願いすることがあります。あらかじめご了承ください
- Light Probe Group / Light Probe Proxy Volume
- スペースからのはみ出し禁止
- Reflection Probe
- TypeをCustomに設定すること
Lightの設定値制限
Directional Lightは使用不可
Type | Point または Spot | Area |
---|---|---|
Mode | Baked | (baked only) |
Range | 0~7 | 0~30 |
Intensity | 0~10 | 0~10 |
Indirect Multiplier | 0~15 | 0~15 |
Shadow Type | Soft Shadows または Hard Shadows | - |
Cast Shadows | - | ON |
個数制限 | 制限はありません | アイテムあたり3個まで |
7. ギミック(ホビー)
使用可能Component
1. VRCSDK
- UdonBehaviour
- アイテムあたり5個以内
- 詳細な規定は Udon規定 を参照
- VRC Object Sync
- アイテムあたり2個以内
- Allow Collision Ownership Transferを無効にすること
- VRC Pickup
- アイテムあたり2個以内
- VRC Station
- アイテムあたり1個以内
- VRC Ui Shape
- VRCSpatialAudioSource
- Farの値は3.0以下にすること
2. 物理演算
- Box Collider / Sphere Collider / Capsule Collider / Mesh Collider
- Mesh Colliderは非推奨。出来るだけ他のColliderで似た形を作ること
- スペースからのはみ出し禁止
- Rigidbody
- Hinge Joint
- Spring Joint
- Fixed Joint
- Character Joint
- Configurable Joint
- Character Controller
- Dynamic Bone
- Distant Disableを有効にすること
- Dynamic Bone Collider
- スペースからのはみ出し禁止
3. Rendering / Effect
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
- Sprite Renderer
- Sprite Mask
- Sorting Group
- Particle System / Trail Renderer / Line Renderer
- 再生時にスペースからのはみ出し禁止
- Camera
- アイテムあたり1個以内
- 初期状態でコンポーネントをDisabledにすること
- TargetTextureに必ずRenderTextureを指定すること
- RenderTextureのサイズは1024x1024まで
- Flare Layer
- Skybox
- Halo
- Projector
- アイテムあたり1個以内
- Projectorを含むオブジェクトは初期状態で非Activeにすること
- LOD Group
4. コンストレイント
- Aim Constraint
- Look At Constraint
- Parent Constraint
- Position Constraint
- Rotation Constraint
- Scale Constraint
5. UI
Canvas / Layout 関連
- Canvas
- Render ModeをWorldに設定すること
- Canvas Scaler
- Graphic Raycaster
- Canvas Group
- Grid Layout Group
- Horizontal Layout Group
- VerticalLayout Group
- LayoutElement
- Content Size Fitter
描画関連
- Canvas Renderer
- Text Mesh Pro / Text Mesh Pro UGUI
- FontAssetを入稿フォルダに同梱すること(標準で入ってるものは同梱不要)
- Text
- Outline
- Shadow
- Image
- Raw Image
- Mask
- Rect Mask 2D
- Aspect Ratio Fitter
- PositionAsUV1
Input関連
- Button
- Toggle
- Toggle Group
- Slider
- Scrollbar
- Scroll Rect
- Dropdown / TMP_Dropdown
- Input Field / TMP_Input Field
- Event Trigger
- Selectable
6. その他
- Animator
- アイテムあたり5個以内
- アニメーションによるMaterial変更の禁止
- Apply Root Motionを無効にすること
- Culling Modeは原則Cull Update TransformsまたはCull Completelyに設定し、どうしても必要な場合以外は Always Animateは避けること
- AudioSource
- アイテムあたり1個以内
- 初期状態でコンポーネントをDisabledにすること
- Volumeは過度に大きくならないよう運営配布の音源を参考に調節すること
- Spatial Bandを1.0に設定すること
- Max Distanceの値は3.0以下にすること
8. ギミック(その他)
使用可能Component
1. VRCSDK
- UdonBehaviour
- アイテムあたり5個以内
- 詳細な規定は Udon規定 を参照
- VRC Object Sync
- アイテムあたり2個以内
- Allow Collision Ownership Transferを無効にすること
- VRC Pickup
- アイテムあたり2個以内
- VRC Station
- アイテムあたり1個以内
- VRC Ui Shape
- VRCSpatialAudioSource
- Farの値は3.0以下にすること
2. 物理演算
- Box Collider / Sphere Collider / Capsule Collider / Mesh Collider
- Mesh Colliderは非推奨。出来るだけ他のColliderで似た形を作ること
- スペースからのはみ出し禁止
- Rigidbody
- Is Kinematicを有効にすること
- Dynamic Bone
- Distant Disableを有効にすること
- Dynamic Bone Collider
- スペースからのはみ出し禁止
3. Rendering / Effect
- Mesh Filter
- Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Skinned Mesh Renderer
- Boundsのスペースからのはみ出し禁止
- Update When Offscreenを無効にすること
- Sprite Renderer
- Sprite Mask
- Sorting Group
- Particle System / Trail Renderer / Line Renderer
- 再生時にスペースからのはみ出し禁止
- Camera
- アイテムあたり1個以内
- 初期状態でコンポーネントをDisabledにすること
- TargetTextureに必ずRenderTextureを指定すること
- RenderTextureのサイズは1024x1024まで
- Flare Layer
- Skybox
- Halo
- Projector
- アイテムあたり1個以内
- Projectorを含むオブジェクトは初期状態で非Activeにすること
- LOD Group
4. コンストレイント
- Aim Constraint
- Look At Constraint
- Parent Constraint
- Position Constraint
- Rotation Constraint
- Scale Constraint
5. UI
Canvas / Layout 関連
- Canvas
- Render ModeをWorldに設定すること
- Canvas Scaler
- Graphic Raycaster
- Canvas Group
- Grid Layout Group
- Horizontal Layout Group
- VerticalLayout Group
- LayoutElement
- Content Size Fitter
描画関連
- Canvas Renderer
- Text Mesh Pro / Text Mesh Pro UGUI
- FontAssetを入稿フォルダに同梱すること(標準で入ってるものは同梱不要)
- Text
- Outline
- Shadow
- Image
- Raw Image
- Mask
- Rect Mask 2D
- Aspect Ratio Fitter
- PositionAsUV1
Input関連
- Button
- Toggle
- Toggle Group
- Slider
- Scrollbar
- Scroll Rect
- Dropdown / TMP_Dropdown
- Input Field / TMP_Input Field
- Event Trigger
- Selectable
6. その他
- Animator
- アイテムあたり5個以内
- アニメーションによるMaterial変更の禁止 -Apply Root Motionを無効にすること -Culling Modeは原則Cull Update TransformsまたはCull Completelyに設定し、どうしても必要な場合以外は Always Animateは避けること
- AudioSource
- アイテムあたり1個以内
- 初期状態でコンポーネントをDisabledにすること
- Volumeは過度に大きくならないよう運営配布の音源を参考に調節すること。
- Spatial Bandを1.0に設定すること
- Max Distanceの値は3.0以下にすること